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プロローグ |
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タイに住み始めてからもうすでに7年が経過してしまった。 |
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7年前にイサーンと呼ばれているタイの東北地方を再び |
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旅行したのがきっかけである。 |
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私はイサーンの人々の心の優しさのとりことなり、 |
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ついにはここに永住する決心をした。 |
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もともとタイは大好きで私は年に3回もタイを旅行する |
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タイフリークであった。 |
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20年くらい前にイサーンのナコーンラチャシマに初めて |
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旅行したことがあり、イサーンの素晴らしさは知っていた。 |
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なにより旅行の日程が短くて大好きなイサーンまで足を |
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伸ばす機会がなかったのだ。 |
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タイに移住してから最初は夢中でタイ語の勉強をした。 |
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富田竹次郎先生の執筆されているタイ日辞典を日本から |
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持参してきていたので、毎日この辞典を引くことに |
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熱中していた。 |
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教材はタイの小学校の教科書を1年生から6年生まで |
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都合12冊を書店で購入して、これで勉強した。 |
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タイ語の勉強は約3年間続いた。その後、 |
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インターネットのMIDIのサイトのクラッシク音楽のサイトに |
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アクセスしてギターで弾けそうなものをダウンロードしてから |
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それらのファイルを利用してギターで弾けるように編曲する |
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作業に没頭した。 |
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目的は自分で弾いて楽しむためである。 |
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3年前に子供が生まれてからは、私はもっぱら子育てに専念 |
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している。 |
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自分で子供を直接育てていって気がついたことは |
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子育ては戦争だということ。 |
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日本では私は会社に出勤するので、子育てがどれほど |
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大変なことであるのを理解していなかったのだ。 |
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離婚した日本の奥さんも、子育てで |
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大変な思いをしていたのではないかと、 |
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今更ながら思いを馳せているところです。 |
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